物やサービスを人に売るというのは、難しいことだ。そのため、いかに物やサービスから利益を得るかについて、多くの試みがなされてきた。androidアプリを開発するうえでも、それをどのように利益につなげるかについて考える必要がある。従来の方法であれば、androidアプリに対して、対価を支払ってユーザーに購入してもらうということが定番だ。

その一方で、利用が増えているのが広告収入による利益の確保の方法だ。開発したandoroidアプリは無料でユーザーに提供し、それを利用するユーザーに広告を見てもらうことにより、収入を得ることができる。スマートフォンはインターネットに接続できる機能を備えている事から、オンライン広告を配信することが可能だ。そのため、たとえ無料で開発した成果物を配布したとしても、広告表示による対価を得て報酬が得られる。

こうした手法は広く利用されるようになり、確かな効果を上げている。ただし、多くのユーザー数を獲得して広告効果を高めるためには、広告の表示手段やソフトウェア自体の質について、改善を進めていく必要がある。また、広告収入を得るためには、自ら広告主を探すか、あるいは広告収入が得られる配信システムのサービスをソフトウェアに導入する方法がある。インターネットを舞台とした広告サービスが盛んになっているため、広告は専門サービス会社に任せる役割分担ができる。